前検一番時計をマークした荒牧凪沙に注目/ボートレース唐津
ボートレース唐津の「第9回楽天銀行杯」は28日に開幕する。 主力メンバーとして井上一輝、北山康介、前田滉、中野仁照らが参戦。今期最後のレースとあって、級別を巡る争いも激化する。A1昇格を狙うのは、勝率6.17の泥谷一毅、6.16の松尾夏海、6.13の向井美鈴、そして6.09の川原祐明。また、A2級からも山崎昂介(5.40)、酒見峻介(5.39)といった選手がしのぎを削る。前検段階ではA1ボーダーが6.16、A2が5.45とされ、各選手が勝率を意識しつつ、1走ごとに全力で臨む展開が予想される。 注目選手の西岡顕心は、5月に地元丸亀で初優勝を飾り、B1からの飛び級でA1入りを果たした。さらに、中野も9月の蒲郡ルーキーシリーズで初優勝を果たし、A2から初のA1昇格を決めている。 今回のシリーズで好素性機を手にした松尾は、ターン回りに定評のあるエンジンでレースに臨む。松尾は「井上一君と足合わせをして、合わせ方によるがターン回りには余裕がありました」と手応えを感じている様子。また、井上一も実戦向けの舟足が好調で、軽量のアドバンテージもありながら力強いレースを見せるだろう。松尾は、勝率アップを狙い、レディース対決となる3Rと12R「ドリーム」の2走に挑む。 さらに、前検で一番時計をマークした荒牧凪沙にも注目が集まる。昨年12月の一般戦では優出するなど、当地でのエンジン仕上げに成功し、実績を重ねているだけに侮れない存在だ。
マクール