【スクープ】2025年新型PCXはフルモデルチェンジしてミラノショーでデビュー!? 5代目を前に歴代を振り返る
5代目はフルモデルチェンジ!?
タイやインドネシアなどのアジア圏では、125ccクラスのスクーターが実用だけではなく若者のファッションアイテムとしても高い人気があり、各メーカーが力を入れているジャンルである。PCX以外にもヤマハのNMAXなどが人気があり、NMAXの高性能バージョンである「NMAXターボ」を発売するなど、スポーティなモデルの人気が高い。 また、ヨーロッパにおいてもイギリスやフランスなどで販売されており、PCXはグローバルモデルとして成功していると言えるだろう。ただし、現行モデルはユーロ5+排出ガス規制に対応しておらず、ヨーロッパでの販売を続けるためには少なくともユーロ5+排出ガス規制に対応させる必要がある。 5代目となるPCXはフルモデルチェンジというウワサだが、デザインは歴代のコンセプトを維持した上でより上質なものが採用されることになるだろう。フレームには毎回力の入った変更が行なわれているので、新型になる可能性がある。パワーユニットは現行のeSP+エンジンをベースに、セッティングの変更でユーロ5+に対応することができるばずだが、若干パワーダウンを避けるために可変バルブタイミングなどの機構導入などを期待したい。 問題はハイブリッドモデルであり、先代はノーマルに対して10万円近く高価であった。しかし、ヤマハがハイブリッドモデルをかなり低価格で販売している以上、価格も含めて対抗できるモデルを用意しない訳にはいかないはずだ。もしかしたら、純ガソリンモデルからハイブリッドを主軸とし、排出ガス規制によってダウンするであろうパワーをモーターで補うという方法を取るかもしれない。 また、ホンダのバイクEV計画に則って、今度は「PCX e:」がラインナップされる可能性もあるだろう。前モデルから5年が経ち、国内やアジアではバッテリーインフラが整備されつつある。ヤマハへのOEM供給が発表されるなど、原付一種相当のEVの開発は精力的に行なわれているだけに、今度は一般向けのモデルが用意されることも期待したい。 11月に入るとEICMA(ミラノショー)が開かれるため、各メーカーはヨーロッパ向けの車両の新型を次々に発表しており、当然ショーの開催と共にアンベールされるモデルも用意されているはずだ。その中に新型のPCXが含まれている可能性もあるので、発表を期待したい。
Webikeプラス編集部