年末年始は貴重な勉強チャンス? ITからAIまで、企業などが無料公開した研修・教材資料まとめ
2024年も終わりが近づいてきた。暦上は2連休、平日1日、6連休と続いているため、最大で9連休を取り、ゆっくり過ごす人も多いのではないだろうか。休日を満喫するのも悪くないが、忙しいビジネスパーソンがじっくり勉強できる良いタイミングでもある。そこでおすすめしたい、無料で読める研修・教材資料を紹介する。 【画像でチェック】無料公開された研修・教材資料【全11枚】 今回は、2024年にITmedia NEWSやITmedia AI+で取り上げた記事の中から、10点を紹介する。ITエンジニアの基礎から、昨今話題の生成AIと著作権の関係まで、2025年からの仕事に生かしてもらえれば幸いだ。
ITエンジニアの基礎固めにはコレ 新卒向けの研修資料
リクルートは、2024年度に入社した新卒エンジニア向けの研修内容と資料の一部を公開している。エンジニアとしての心構えからデータベース設計、JavaScript研修、Webアクセシビリティー入門など、26種類の資料でITエンジニアの基礎を幅広く学べる。 (関連記事:リクルート、新卒エンジニア向け研修資料を無料公開 「実践データベース設計」など全26種類) サイバーエージェントも、同社AI事業本部の24年度新卒エンジニア向け研修で使った2つの資料「システム運用の基本と戦略」と「オブザーバビリティ研修実践編」を公開している。 前者では、システムを運用し継続的にサービスを提供する際に求められるスキルなどを紹介。後者では、オブザーバビリティを「システムがどのような状態になったとしても、それがどんなに斬新で奇抜なものであっても、どれだけ理解し説明できるかを示す尺度」として、その重要性などを説いている。 (関連記事:サイバーエージェント、新卒エンジニアの研修資料を2つ無料公開 「システム運用」と「オブザーバビリティ」を解説)
業務の幅が広がるかも? ちょっとニッチな知識を学ぶ
DNSについての情報発信などをする団体・日本DNSオペレーターズグループは、ドメイン名の“終活”について解説する資料を公開している。ドメイン名を安易に廃止すると、ドメイン名がオークションで取引され、悪意ある第三者の手に渡るといったリスクが生じると指摘。適切な休眠や廃止の方法を紹介している。 (関連記事:ドメイン名にも“終活”が必要? 休眠・廃止方法の解説資料が話題 「ドメイン名の使い捨て、ダメ絶対」) 他に、Linuxの成長促進などを目的に活動する非営利団体・Linux Foundationは、オンライン講座「Linux入門」を無料で提供している。Linuxシステム管理者とエンドユーザーが、Linux環境で日常業務を行うために使用するさまざまなツールと手法を一から学べる。コンピュータの使用経験が豊富だが、「Linuxは初心者」というユーザーを対象にしている。 (関連記事:「Linux入門」無料のオンライン講座が提供開始 受講時間は約60時間 初心者も一から学べる)