日本ハム・新庄監督 粘りのドロー!九回土壇場レイエスが同点打 延長十二回本塁憤死でゲームセットも
「日本ハム3-3楽天」(27日、エスコンフィールド) 日本ハムは土壇場で粘りを見せた。1点を勝ち越されて迎えた九回、1死から清宮が内野安打で出塁。続くレイエスが二塁打を放ち、代走・五十幡が快足を飛ばして生還。同点に追いついた。 「性格的に高望みをしすぎると空回りしたりする。今やっていること、うまくいっていることを引き続き継続するのが大事かなと思う」。この日も2安打し、19試合連続安打と絶好調。メジャー108発男は夏を迎えて本領発揮だ。初回には水谷が先頭打者本塁打。シーズン3本目は19年の西川(現ヤクルト)以来5年ぶりの快挙だった。 延長十一回には大ピンチをしのいだ。7番手・斎藤が2安打と自らの悪送球で無死満塁の大ピンチ。ここから最速158キロの直球で押しまくり、太田を三振、渡辺佳を二ゴロ、小深田を投ゴロに仕留めた、甲子園優勝投手のように両腕を突き上げて喜びを表現した。 延長十二回2死一塁では、石井の右中間への二塁打で一走・マルティネスがサヨナラのホームを狙ったものの憤死。引き分けに終わったが、今季すでに昨季の新庄政権最多の60勝に並んでいる。CSに向け、1つずつ積み上げていくだけだ。