宮崎県の空き家9万700戸、7.7%増加…2023年住宅・土地統計調査結果
宮崎県は2023年の住宅・土地統計調査結果(2023年10月1日現在の確定値)を公表した。総住宅数は55万6800戸で、5年前と比べて1.9%増加。総住宅数のうち空き家も9万700戸と、同比7.7%増加した。 【写真】増え続ける空き家の前で、「台風が来たら瓦が飛ばされないだろうか」と心配する元自治会長
調査は国が1948年から5年ごとに実施しており、総務省が9月に公表した結果を県が編集した。人口が減少する中、1世帯当たりの平均人数が減少するなどの影響で、総世帯数は増加が続いている。さらに、1世帯当たりの住宅数も増加が続き、2023年は過去最多となる1.19戸だった。
一方で、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は16.3%と、同比0.9ポイント上昇。空き家数、空き家率ともに増加が続いている。全国の空き家率は13.8%で、県内が2.5ポイント高くなっている。