壁掛けの暖炉や手のひらサイズの宇宙燃料 日本最大級の交流展示会メッセナゴヤ始まる
メ~テレ(名古屋テレビ)
企業同士の新たな出会いでビジネスチャンスの拡大が期待されています。日本最大級の交流展示会が30日から名古屋で始まりました。 19回目の開催となるメッセナゴヤ。様々な分野の企業・団体が、最新の技術やサービスを紹介。交流を通じたビジネスチャンスの拡大が期待されています。 会場の一角には、東海3県に本社がある町工場のブースが並んでいます。「モノづくりに強い、この地域の変わった技術が見たい」という声が去年の来場者から寄せられたことがきっかけだったそうです。 初参加となる愛知県大治町の大竹製作所。普段は農業用の機械を作っていますが、全く違う食品用の機械を紹介しています。 「農家は年々人が減っていて、農業機械の売れ行きが減ってきているのが苦しい実情で、それ以外の生産分野も広げていきたい」(大竹製作所 松下高士取締役)
最新の宇宙技術も
「今回、初めて宇宙をテーマにした企画展も行われています。月着陸船の試作品も置かれています」(メ~テレ 上坂嵩アナ) さらに制約が多い宇宙食を「味変」してしまおうという装置や、ポリエチレンでできた人工衛星の燃料。さらに… 「我々の開発チームで月面に人が住み始める初期のベースキャンプを提案している。枕型の多面体の中に人が入る」(東京大学新領域創成科学研究科 佐藤淳准教授) 東京大学で建築構造が専門の佐藤准教授は、宇宙空間で人間が滞在するための装置を展示しています。 Q."月に滞在"は何年ごろに使われる 「世界的には2030年代後半には人が住み始めるビジョン」(佐藤准教授)
リアルを重視した実物展示
今年、出展したのは778の企業や団体。新型コロナが流行した2020年以降はオンラインだけの参加もありましたが、今年はすべてリアル参加です。 愛知県江南市の生川製作所は、神戸の企業と組んで製作した、壁掛け式のガス暖炉を展示。今回が初参加で、「とにかく多くの人に実物を見てほしい」と話します。 「リアルの方がフェーストゥフェースで笑顔を作り、話もできるし、特にうちのような体感してほしい製品はリアルがいいのかなと。リアルじゃないと伝わらないものがある」(生川製作所 生川友和社長) 事前に登録すれば個人でも無料で入場できるメッセナゴヤ。11月1日まで開催されます。