富山マラソン2024ダイジェスト 笑顔あふれた秋の富山路
富山テレビ放送
11月3日に開催された県内最大のフルマラソン大会富山マラソン2024。 今では、全国、そして海外からもランナーが参加する、人気の大会となりました。 鳴りやまない声援に、絶景のコース、富山ならではのマラソン大会に今年も笑顔が溢れました。 今年で9回目を迎えた富山マラソン。 フルマラソン、ジョギング、車いすの部、あわせておよそ1万5千人が参加しました。 Q毎年参加されてるんですか? *参加者 「私は1回目から全部でています」 「僕は今回初めて」 「今年始めたばっかりなので、マラソン自体。初マラソンです」 「71才です。やっぱり能登半島の人のために頑張ろうと思って、家の家族のために、健康のために」 *グアテマラから初参加 「グアテマラから来た。富山の環境が好きで、新湊大橋はきれいなので走りたいと思う」 *台湾から初参加 「能登半島地震を支援したいと思って富山マラソンに参加した」 フルマラソンの部には、海外枠ランナー100人をふくむおよそ1万4千人が参加しました。 *中継実況 「県内最大のフルマラソン、富山マラソン2024がスタートしました。およそ1万4千人のランナーが晩秋のひんやりとした空気を切り裂くように駆けだしていきます。スタート地点は皆さんの笑顔であふれています」 朝から青空が広がった今年の大会。沿道にも大勢の人がかけつけました。 *リポート 「こちらはスタートからおよそ3.4キロメートルの高岡駅前です。高岡の中心部をランナーの皆さん、軽快な足取りで走り抜けていきます」 スタートから18.6キロ地点の第5給水所。 大会を支えるボランティアスタッフが準備を進めていきます。 レース序盤は、県外の招待選手と地元の2人、あわせて3人が引っ張る展開。 レースの折り返しを迎える最大の難所・新湊大橋。ピンクのユニフォーム、入善町の佐藤直也さんが仕掛けます。 実業団選手を含む先頭集団を引っ張ってきた佐藤さんが抜け出します。 *中継音声 「佐藤さんが抜きましたね」 「やはり2人の差が徐々に開いているのがよく分かります」 佐藤さんが招待選手の杉保さんを徐々に離します。 新湊大橋でフルマラソンを前に行われたのがジョギングの部です。 およそ1000人のランナーが参加したジョギングの部。 午前8時半に射水市の新湊きっときと市場を出発し、新湊大橋の途中で折り返すおよそ4キロのコースです。 新湊大橋を走れるのは、この日だけという事もあり、ランナーは富山湾や海王丸などの雄大な景色を楽しみながら走っていました。 もっとも速いランナーはわずか15分でゴール。 沿道の応援を受けながら、皆さん笑顔で走り切りました。 *参加者 「本当に楽しかった。めちゃくちゃ走って、休憩もしたけど、走れて楽しかったです」 「初めて参加したが、いい天気に恵まれてすごい気持ちよく走れました」 「最高。ただ立山が見れなかったので残念だったが、いい思い出になりました」 「風で上の方強かったので、帽子が飛ばされそうだったが、去年よりも楽に走れたかな。73才です。来年もがんばります」 また、車いすの部には、男女あわせて19人が参加。 9キロのコースでレースが行われました。 そして、フルマラソンは、30キロを過ぎてからは、佐藤さんが独走態勢に。 今回、4回目の出場となる佐藤さん。 最後までペースを崩さず、安定した走りを見せました。 レース終盤、おおきなうちわを手にランナーを応援するのは、ハイタッチ応援隊。 ランナーにパワーを与えていました。 *参加者 「富山マラソンはずっとテレビで拝見してたんですけど、今回は路上に出て直接応援したいなと思いまして参加した。皆さん、すごく大変だと思うんですけど、最後まで完走頑張ってください。ファイト」 *リポート 「37キロ地点。八町から北代に続く道です。こちらにはランナーを応援するように125の登り旗が用意されていて、皆さんにエールを贈っています」 各都道府県の方言でランナーを後押しする「応援のぼり旗」も、風に揺れながら、ランナーを勇気づけていました。 ゴールまで残り5キロ。 *中継実況&解説 「余裕ありますね」 「余裕ですね。素晴らしい走りで」 「もうフィニッシュテープは目の前です。このままのペースでいけば、2時間20分はどうでしょう?ギリギリ切れるかどうかというところ。いけますね」 「いけますね」 佐藤直也さん。2位に7分以上の差をつけ、大会初優勝を掴みました。 *男子優勝 佐藤直也さん 「今回、自己ベストになるので、本当に20分切れて嬉しいです。自分のリズムで走ろうと思っていて調子もよかったので、上りでリズムあげて、最後逃げ切ることができたので良かった。いろんな人の支えがあって今日の優勝だとおもってます。」 女子の部では、2017年の世界選手権日本代表、清田真央さんが、初優勝を飾りました。 *女子優勝 清田真央さん 「本当はこの大会記録を狙っていたので、そこはだいぶ悔しいんですけど、まずは最低限の優勝はできて良かったと思ってます。沿道の応援がすごくて、きつい中でも楽しく走れたので、すごいいいレースだなと思いました」 今年もダンスチームや高校の応援部など30の団体が参加し沿道から熱い声援を送り続けました。 今大会は能登半島地震からの復興に立ち向かう富山の姿を発信することも目的のひとつ。 参加者全員が、一日も早い復興への思いを一つにしていました。 *完走ランナー 「応援が途切れなかったんで、42キロずっと楽しむことができました」 「めちゃ良かったです。昨日、雨だったからどうかなと思ったが、沿道の方も温かいし、ありがとうございました」 「新湊大橋最高でした。沿道の皆さんがすごい応援してくれて、最後の最後まで元気よく走れました。」 「僕は能登です。志賀町です。地震のあった。マラソンを趣味にしているので、走っている方が精神的にもいろんな面でやっぱりリフレッシュするんで」 Q復興への力になりますか?マラソンは。 男性「なってほしいですよね」
富山テレビ放送