阪神・森下 来季キャリアハイ宣言 新体制始動、藤川監督の訓示に刺激「いい姿勢を見せられたら」
「阪神秋季練習」(22日、甲子園球場) 阪神・森下翔太外野手(24)は来季キャリアハイを目指すことを意気込んだ。新体制始動初日。練習後はすがすがしい表情で口を開いた。 「これから藤川監督の下でしっかりやっていきたい思いになりました」 練習前、指揮官の訓示では心に響いた言葉があった。「強調して言ってたのは、背中で見せる姿勢。自分も3年目のシーズンになる。後輩が出てきたり、自分を見て入ってくる人たちもいると思うので、いい姿勢を見せられたら」。2年目の今季は129試合に出場。打率・275、16本塁打、73打点はすべて1年目の数字を上回った。 しかし、「大卒は3年目までの結果が特に大事になってくる」と慢心はない。「キャリアハイを目指してシーズンを戦っていきたい」。この日、打撃練習の前には「始まったばかりだから、けがに気をつけながら」と藤川監督に声をかけられた。そんな指揮官の期待に応えるためにも、自身の記録を塗り替えていく意気込みだ。 前夜、CSファイナルSでは中大の先輩であるDeNA・牧が、巨人・菅野から試合を決める一打を放ち、日本S進出を決定。「さすがに緊張する場面だと思いますけど、らしいヒットだった」と刺激を受けた。11月には牧ともチームメートとしてプレミア12に挑む。「(侍)ジャパン期間も現状維持じゃなくて、レベルアップできるような機会にしていきたい」。一日たりとも無駄にせず、来季への糧としていく。