【共同通信杯】前走GⅠワンツーの一騎打ち エコロヴァルツが距離延長、切れ味勝負で逆転
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
先週のきさらぎ賞ではファーヴェントを推奨し2番人気6着。上手くインを突けたと思ったがラスト50mで2、3着馬に挟まれる形になり、川田将雅騎手が手綱を引いて急失速。勿体ないレースになってしまった。 【京都記念2024 推奨馬】パワー型で時計のかかる馬場は歓迎、単勝回収率239%の好データ該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) さて、今回は2月11日(日)に東京競馬場で行われる共同通信杯について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行なっていく。 ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の敗因」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった11頭を検討対象とし、過去10年分のデータを使用する。
重要データ:ローテーションに注目
共同通信杯は先週のきさらぎ賞以上にクラシックと直結するレースだ。近年ではエフフォーリア、ディーマジェスティ、イスラボニータなどが共同通信杯を勝利してその後クラシックでも勝利している。 今年は朝日杯FSの1、2着馬が出走してくるので例年以上にレベルの高いレースになりそうだ。しっかりと分析していこう。まずは前走クラス別成績を見ていく。 前走新馬戦組は【2-3-2-7】で単勝回収率71%、複勝回収率145%。まずまず優秀な成績だ。当然新馬戦から共同通信杯に出走してきた馬は全て前走1着だが、注目したいのは着差。0.3秒差以上をつけて勝利した馬に絞れば【2-1-0-3】で単勝回収率は100%を超える。今年はジャスティンミラノ、ベラジオボンドの2頭が新馬戦からの臨戦だがいずれも0.3秒以上の着差をつけている。注目したい。 前走未勝利戦組は【0-0-0-9】で好走なし。ディマイザキッド、フォスターボンドにとっては割引になるデータだ。 前走1勝クラス組は【4-2-1-21】で単勝回収率109%。最も勝ち馬を輩出しているのは意外にもこの組からの臨戦馬だ。馬券内に絡んだ馬を精査すると、全て前走3着以内だった馬で、成績は【4-2-1-8】単勝回収率204%だ。今年はレリッシュが1勝クラスからの臨戦だが、残念ながら前走は8着だ。 OP・L組は【0-1-0-4】で複勝回収率は32%で低調。唯一馬券に絡んだのは14年のベルキャニオンだが、前走はOP時代のホープフルS。これ以上掘り下げる必要はないだろう。 最後に重賞組。GⅢ【2-1-6-23】、GⅡ【1-0-1-5】、GⅠ【1-3-0-8】でトータルすると【4-4-7-36】で単勝回収率62%、複勝回収率97%。出走取消からの臨戦だったディーマジェスティを除く他の勝ち馬3頭は、14年イスラボニータが東スポ杯2歳S1着、17年スワーヴリチャードが東スポ杯2歳S2着、23年ファントムシーフがホープフルS4着と、GⅠなら掲示板、それ以下の重賞なら連対している。これに該当しないエンヤラヴフェイス、ショーマンフリート、パワーホールは割引が必要だ。 【好走データ該当馬】 ・エコロヴァルツ(前走GⅠで2着) ・ジャスティンミラノ(前走新馬で0.3秒差以上勝ち) ・ジャンタルマンタル(前走GⅠで1着) ・ベラジオボンド(前走新馬で0.3秒差以上勝ち)