角界の「SHO TIME」翔大夢が改名場所で勝ち越し 元寺尾の先代師匠も「褒めてくれると思う」
◆大相撲 ▽夏場所13日目(24日、東京・両国国技館) 本名の伊藤から改名をして珍名で話題となっている西序二段26枚目・翔大夢(しょうたいむ、錣山)が、7番相撲で勝ち越しを決めた。東同28枚目・鷹司(雷)の当たりを受け止めると一気に寄り切った。会心の相撲で4勝目を挙げ「成績自体は良くなかったですけど、良かった」と胸をなで下ろした。 「ショータイム」は米大リーグ・ドジャースの大谷翔平の活躍に、翔平とかけて米メディアが「SHO TIME」と報じるなど、代名詞的な言葉。新しこ名は昨年12月に亡くなった先代師匠(元関脇・寺尾)からの提案といい、元横綱・白鵬の下の名の「翔」と元横綱・大鵬の「大」に夢を追うという意味が込められているという。 先代師匠のアイデアが詰まったしこ名に改名した場所だっただけに「(場所全体としては)内容は良くなかったですけど、少しは喜んでくれるかな、と。このまま負け越したら先代に合わせる顔がないと思っていたので、いつも以上に気合を入れました。今日の相撲だったら先代も褒めてくれると思います」と安どの表情を浮かべていた。
報知新聞社