トヨタ セリカ1600GT(昭和45/1970年12月発売・TA22型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト061】
VARIATION<レースで勝つために生まれたマシン>
昭和47年(1972年)8月に追加設定されたセリカ1600GTVは、スパルタンでレーシーなモデルだった。パワーウインドウやラジオなど快適豪華装備は一切なし。レース参戦を念頭に、徹底的に軽量化が図られる一方で。サスペンションは専用のハードタイプを装備していた。エンジンに変更はなかったが、レースで勝つことだけを考えてセッティングされていた。
EPISODE
昭和44年(1969年)の第16回東京モーターショーはトヨタが出展した「トヨタEX-1」に話題騷然となった。アメリカではサンダーバードやマスタングといった「スペシャリティカー」が人気を集めていたが、トヨタEX-1は日本にもそんな時代が来ることを予感させた。翌45(1970)年10月、それを現実化したセリカが市販された。
トヨタ セリカ1600GT(TA22型)諸元
●全長×全幅×全高:4165×1600×1310mm ●ホイールベース:2425mm ●車両重量:940kg ●エンジン型式・種類:2T-G型・直4DOHC ●排気量:1588cc ●最高出力:115ps/6400rpm ●最大トルク:14.5kgm/5200rpm ●トランスミッション:5速MT ●タイヤサイズ:6.45H-13-4PR ●新車価格:87万5000円
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