マーク・ウィリアムズ主演、教会の司祭が鋭い洞察力で難事件に挑む…海外ドラマ「ブラウン神父」のあらすじと見どころを紹介
G・K・チェスタトン原作の傑作古典ミステリーを現代的にアレンジしたドラマシリーズ「ブラウン神父」。1950年代を舞台に、英国コッツウォルズの田舎町にある教会の司祭・ブラウン神父が、聖職者ならではの鋭い洞察力で、人間の深層心理を分析しながら難事件を解決へと導いていくストーリーだ。そんな本作のあらすじや見どころを紹介していく。 【写真】マーク・ウィリアムズが出演する「ハリー・ポッター」シリーズ第1弾「ハリー・ポッターと賢者の石」 ■映画「ハリー・ポッター」シリーズに出演するマーク・ウィリアムズが主演 英BBCで2013年に放送がスタートした本作。まん丸顔に大きな帽子とこうもり傘がトレードマークという、どこから見ても純朴で冴えないブラウン神父が、鋭い洞察力で容疑者の心理を見抜き、奇抜なトリックを暴いて真相を突き止めていく姿が人気を呼んだ。 ブラウン神父を演じるマーク・ウィリアムズは、映画「ハリー・ポッター」シリーズでハリーの親友・ロンの父親であるアーサー・ウィーズリー役を演じ、通称“ロンパパ“としても親しまれている。また、ディズニーの実写映画「101」ではクルエラの命令で子犬たちを狙う泥棒役を演じている。 そんなウィリアムズ演じるブラウン神父は、聖職者として人の心の闇を深く理解しており、事件を解決に導くとともに、犯人の心も救おうとする。刑事や探偵が主人公の犯罪捜査ドラマとはひと味違った事件へのアプローチが、本作の見どころの一つとなっている。 ■作品を彩る個性的なキャラクターとキャスト陣 本作では、ブラウン神父を取り巻くキャラクターやキャスト陣にも注目したい。ドラマのオリジナルキャラクターとして登場するマッカーシー夫人は、ブラウン神父のお世話や教会の管理を任され、凶悪犯罪に首を突っ込むブラウン神父を気にかける人物。そんなマッカーシー夫人を演じるのは、アイルランド出身の俳優ソーチャ・キューザックだ。キューザック家は家族全員が俳優という演劇一家で、本作のシーズン8第6話には、マッカーシー夫人の妹・ロイジン役としてソーチャの実の妹ニーヴ・キューザックが出演している。 また、マッカーシー夫人と始終口喧嘩をしつつ、ブラウン神父の忠実な味方である貴婦人レディ・フェリシアを演じるのはナンシー・キャロル。人気刑事ドラマのリメイク作「女捜査官テニスン~第一容疑者1973」や「オックスフォードミステリー ルイス警部」「ウィッチャーの事件簿」などに出演する実力派女優だ。 フェリシアの運転手で元泥棒だったシド・カーターを演じるのは、「ペニー・ドレッドフル ~ナイトメア 血塗られた秘密~」で人造人間プロテウスを演じたアレックス・プライス。泥棒からは足を洗ったカーターだが、独自に事件の捜査をするブラウン神父からその経験と器用さを頼りにされている。 そして、トム・チェンバース演じるサリバン警部や、ジャック・ディーム演じるマロリー警部補などの登場人物も作品を盛り上げる。いつも事件の現場に現れるブラウン神父にイライラを募らせる警察の面々との際どい攻防戦も、本作には欠かせないスパイスとなっている。 ■幽霊騒動が勃発、ブラウン神父が悪魔祓いに訪れた家には行方不明者が… シーズン1の第1話では、ブラウン神父はボーハン牧師が開催した新しい時計台のお披露目パーティーに参加する。そこへ、招待されていないはずの牧師の弟・ノーマンが現れて招待客に暴言を吐き、シメオン・バーンズとケンカを始めてしまい――。 シーズン2の第1話では、ブラウン神父はビクター・マッキンレー家のシャーロット夫人から“悪魔祓いをしてほしい”との依頼を受ける。シャーロット夫人によると、屋敷には幽霊がいて突然物が動き出したりするという。さらに、9年前からシャーロット夫人の妹が行方不明になっていることも発覚し――。 シーズン3の第1話では、カーターが池に死体を遺棄しようとしている不審者を目撃する。翌日、美術修復師のアーチーがその池で事故死したことが新聞で報じられているのを見て、カーターは事故死ではないと主張。ブラウン神父たちは真相を解明するべく、アーチーが働いていたマスターズ卿の屋敷を訪れる――。 シーズン4の第1話では、コッツウォルズの田舎町・ケンブルフォードに映画のロケ隊がやってくる。監督のビビアン・ウルジーは誰かれ構わず怒鳴り散らすタイプで、妻で主演女優のビービー・フォンティンとの夫婦仲は最悪の状態だった。そんな中、ビビアン監督が何者かに殺されてしまい、ブラウン神父は真犯人を見つけるために動き出す――。 シーズン5の第1話では、フェリシアが主催したクリスマス舞踏会に訪れていた公爵夫妻の赤ん坊が消えてしまい、ブラウン神父は事件の真相解明に乗り出す。誘拐の可能性もある事件だが、実は裏に驚くべき秘密が隠されていた――。 ■が列車強盗に遭い、人質として連れ去られてしまうフェリシアとマッカーシー夫人 シーズン6の第1話では、ブラウン神父はフェリシアの姪・バンティ、マッカーシー夫人とともにクリスマス劇のオーディションに参加する。同じ頃、森で死体が発見され、赤ずきん殺人事件の被害者スカーレットだと判明。しかし、検視の結果が犯人の自供と食い違っていることが発覚し――。 シーズン7の第1話では、フェリシアとマッカーシー夫人が列車の中で有名オペラ歌手ビアンカ・ノーマンに出会う。ところが、そこへ2人組の強盗が押し入り、ビアンカはその場で射殺、フェリシアとマッカーシー夫人は人質として連れ去られてしまう――。 シーズン8の第1話では、マッカーシー夫人率いるケンブルフォード聖歌隊が、聖歌コンクールの決勝に出場することになり、ブラウン神父も応援として同行する。決勝当日、会場に向かう途中でソロパート担当のオードリーが襲われ、さらにバスにも細工がされていたことで、一行は足止めされてしまう――。 シーズン9の第1話では、ダーリントン邸で父親のフィリップが殺される事件が発生。長男・ローレンスの寝室から凶器のナイフが見つかったことで、容疑者として逮捕される。ローレンスは無実を主張するが、彼を犯人と決めつけているマロリー警部補は聞く耳を持たず――。 シーズン10の第1話では、教区会の会員でもあるジョーとピーターがケンブルフォードをそっくりそのままミニチュアサイズにしたテーマーパーク「モデル・ヴィレッジ」を開園する。そこへ現れた宅地開発業者のハリー。彼は村に新たに200戸もの家を建てようとするが、ジョーたちは反対していた。開発を決める投票当日にブラウン神父はモデル・ヴィレッジ内のジョーの人形が移動されていることに気づく。その後、ジョーは散歩中に殺されてしまうのだが、その殺害現場はモデル・ヴィレッジ内でジョーの人形が移動されていた場所だった――。 ブラウン神父が英国の小さな村で起こる数々の難事件を解き明かし、犯人の魂も救済していくミステリードラマ「ブラウン神父」。動画配信サービス・Huluでは、現在シーズン1~10まで見放題配信中。
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