ケアレスミス、見落としミスをなくしたい 有名な算数教室でその対策に「パズル」が使われる理由
やり直しすればできるのに、テストではどうしても簡単なミスをしてしまう子。この「不注意による誤り」「そそっかしい間違い」の原因は何でしょうか。 【画像】実際の問題は? ケアレスミスを減らす「算数と国語を同時に伸ばすパズル」 これは算数に限らず、全教科に共通して指摘されるのが次の2点です。 ・問題や文章を一言一句正確に読んでいない ・なんとなく思い込みで急いで解いてしまっている つまり、「問題の意図をきちんと把握して慎重に解く」という大事なことがおろそかになっているのが原因のひとつだと言えるかもしれません。 宮本算数教室代表の宮本哲也さんは、これを解決するには、まずは「短い文章の内容を正確に理解する力」「問題文などの情報を整理する力」を身につける必要があり、その力は実はパズルで確実にこの力をつけることができると説明しています。 本記事ではそんな宮本さんのドリル『プレ算数と国語を同時に伸ばすパズル』(小学館)を紹介します。
ケアレスミスを減らすパズルの力
無試験で先着順で入塾できるにもかかわらず、卒業生のほとんどが難関中学に進学する「宮本算数教室」。宮本先生の教室では、パズルを授業に取り入れてから、格段にケアレスミスなどの凡ミスが減ったそうです。 できた!と思っても、全方位からしっかり見直しをしないと正答にたどり着けないので、いつの間にか丁寧に確認するようになります。 また、算数は素晴らしくできるのに、国語がさっぱりできない6年生向けに、宮本先生が推理パズルを取り入れたところ、文章を正確に読み取る力がつき、国語の成績が向上したそうです。 この宮本算数教室のパズルをアレンジした人気ドリルのシリーズの年長さんから小学生向けのバージョンが『プレ算数と国語を同時に伸ばすパズル』です。
国語と算数の密接な関係が見えてくる
ドリルの表には表には推理パズル。一見簡単そうに見えますが、問題文などの情報を整理して理解する力が求められます。 その裏には、数字パズルやビルの高さを問うビルディングパズル。規則性や空間認識力が求められます。