車道にいた児童保護 浜松の看護師、勇気を振り絞って声かけ 警察署が感謝状
浜北署は21日、迷子の児童を保護したとして浜松市中央区の看護師笠井美咲さん(23)に署長感謝状を贈呈した。 5月2日午後11時ごろ、笠井さんは車で帰宅中、同区の車道にいた小学4年生の男子児童(10)を見かけた。男子児童は車道で立ち止まっていたという。深夜で不自然に感じたが、「大丈夫?」「どうしたの?」と勇気を振り絞って声をかけた。男子児童から応答はなかったが心配だったため、同署へ通報した。署員が現場に来るまで男子児童を見守った。同署で保護された男子児童は無事に親の元へ帰った。 笠井さんは「とにかく声をかけてみようと思った。子どもの安全につながってよかった」と話した。成岡智署長は「的確な対応で命を守っていただき、非常にありがたい」と感謝した。
静岡新聞社