『ビリオン×スクール』主演によって変わる? 山田涼介のキャリアの行く末は
山田涼介の指針になる? 同世代のスター俳優
神木は子役から俳優人生がスタートしているため、これまでさまざまな学生ものに出演している。10代のころは、山田と共演した『探偵学園Q』や『高校生レストラン』(日本テレビ系)などで学生役を演じていた。 さらにベビーフェイスだったからか、20代になってからも『桐島、部活やめるってよ』や『3月のライオン』、『ホリック xxxHOLiC』などに出演し、学生服姿を披露。30代を迎えた今でも、auのCMシリーズ「意識高すぎ! 高杉くん」で学ランを着ている。 一方で数々の有名作品や朝ドラ、大河ドラマなどに出演し、その演技力の高さから若き実力派俳優という立ち位置になっているのはご存じの通り。2023年公開の映画『ゴジラ-1.0』では、過酷な運命に翻弄されつつも悲壮な使命感を背負って生きる元海軍航空隊の帰還兵・敷島浩一役を演じていたことが記憶に新しい。 それ以前から“働く大人の役”も多数演じており、たとえば2018年放送のドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK総合)では田口章太郎役として、少しトゲのあるスクールロイヤー(学校弁護士)の姿を熱演していた。 年齢に応じて演じる役柄の幅が上がっていくのは自然なことだが、世間のイメージもあるため、学生役から社会人役にステップアップするのは意外と難しいもの。そうした意味では神木は理想的なキャリアを辿っているとも言えるだろう。 山田も神木と同じように、役者としてさらなる進化を遂げられるだろうか。『ビリオン×スクール』の教師役で、そのポテンシャルを存分に見せ付けてくれることを期待したい。
キットゥン希美