【写真：Getty Images】

明治安田生命Jリーグの多くのクラブがオフシーズンに入った。期限付き移籍で今季活躍した選手の去就は、多くの人々が関心を寄せるトピックになっている。ここでは、期限付き移籍先に「買い取るべき」と推薦したくなるような活躍を見せたJリーガーをピックアップして紹介する。

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FW：森海渡（もり・かいと） 保有元→所属先：柏レイソル→徳島ヴォルティス 生年月日：2000年6月7日（23歳） 2023リーグ戦成績：37試合13得点3アシスト 　U-12年代から柏レイソルの育成組織に所属していた森海渡は、筑波大学4年生のときに同サッカー部を退部して一足先にプロの世界に足を踏み入れた。プロ1年目となった大学最終学年の2022シーズンは柏でリーグ戦15試合に出場して4得点を記録。5月のサンフレッチェ広島戦、そして北海道コンサドーレ札幌戦ではいずれも途中出場から2得点を挙げる活躍でインパクトを残したが、得点を決めたのはその2試合のみ。コンスタントに活躍することはできなかった。 　迎えた今季は徳島ヴォルティスへ期限付き移籍する。チームがつまずいた序盤戦はプレータイムをあまり得られなかったが、今季初勝利となったジュビロ磐田戦で初ゴールを決めると、森は2トップの一角に据えられてチームの状態が上向いた。柿谷曜一朗との2トップの関係戦は抜群で、5月だけで6得点とゴールを量産した。 　後半戦はゴールが途切れる時期もあったが、結果的にはJ2日本人最多タイの13得点という数字でシーズンを終えた。相手を一瞬で置き去りにするスピードに加え、強烈なシュートを持ち合わせる。J2で経験を積んだ若きストライカーは来季、何色のユニフォームを着てゴールを重ねるのだろうか。