ソロデビューする中島健人

　今年3月いっぱいでアイドルグループ「Sexy Zone」を卒業した中島健人（30）が、12月25日発売のアルバム「N / bias（ノンバイアス）」を引っ提げソロデビューし、来年1月にライブを開催することが16日、分かった。グループ卒業から約半年、中島はこのほど東京都内で取材会を開き「自分の新たなスタート」と〝船出〟に胸を膨らませ、将来は「ジャパンポップのアイコン（象徴）になりたい」と海外への思いも口にした。 　ソロデビューアルバムは、これまでの中島に対しての評価や偏見を振り払い、人間として殻を破っていく決意を込めた1枚。新たな自分を表現したプラチナカラーのヘアにした中島は、ソロデビューが決まり「ここまで応援してくれているファンの皆さんに感謝を届けたい気持ちであふれている」と感慨深げ。ライブではグループとは異なり、ソロならではの重圧もあるが「ファンの皆さんがいなかったら死んでいます。エネルギーの源になっている。『ステージ・イズ・マイ・ライフ』なのかも」とすでにエンジンは全開だ。 　ファンへの〝クリスマスプレゼント〟と明言する今回のアルバムは現在制作中で、自ら作詞や作曲で全曲に関わった。「音楽には自分の本音が表れている。（自分の）考えていることが分かるかも」とし、「アルバムの顔になるような曲が仕上がり、手応えを感じている」と胸を張った。 　ソロライブは、来年1月17～19日に「KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025N / bias」と題して東京・有明アリーナで開催（詳細は後日発表）。先日、事務所の先輩木村拓哉（51）のコンサートを見て「すごい刺激を受けた。キングの姿を見た」と圧倒され、「目標？　見えましたね。自分も50代になってもああいうふうにステージに立っていたい」と〝エイジレスアーティスト〟に意気込んだ。 　グループ卒業後は、アニメ「【推しの子】」第2期のオープニング主題歌を特別ユニットで担当し、世界各国でファンを獲得。今後も「アニメの主題歌をたくさんやりたい」と幅広い〝ステージ〟に意欲を燃やす。 　元メンバーとは、今もエールを送り合いながら「すごい音楽をやっているなという刺激を与えられるような人間になりたい」と決意を新たにした。世界も視野に入れ「ジャパニーズソウルで外国のステージに立ち、日本中でたくさんの人に聴いていただける音楽作りをしたい」と語り、国内外での活躍を約束した。