年末年始のタクシー混雑におさらば? 忘年会時期の静岡駅乗り場、ライブ配信
忘年会・新年会シーズンのJR静岡駅でのタクシー混雑度を見える化しようと、静岡市は3日までに、同駅北口と南口のタクシー乗り場の24時間ライブ動画配信を始めた。配信期間は2025年1月31日まで。 タクシー業界では、新型コロナウイルス禍の影響で運転手が減った一方、コロナ禍が明けた昨年末は外食機会が増えたことで乗り場に行列ができた。ライブ動画配信によって「需要と供給のバランスが崩れている状況」(交通政策課)を改善し、混雑緩和を図る。 タクシー事業者も動画を確認し、駅への配車を増減させることで営業の効率化につなげる。12月の深夜の市内稼働台数は、昨年の約190台から今年は約50台増やす。 市は駅北口、南口のタクシー乗り場に固定カメラを設置した。ユーチューブのチャンネル「静岡駅前タクシー乗り場ライブカメラ」から見ることができる。「混み合っている場合は時間をずらすなどして有効に活用してほしい」と担当者。市内で利用できるタクシー配車アプリ「GO」と「DiDi」の活用も呼びかけている。 京都市や大阪市で先行事例があるが、全国的に珍しい取り組みという。
静岡新聞社