強制引退の危機に立つ25歳の競輪選手、覚悟の挑戦「マーク選手に転向する」
高松競輪場のモーニング「コイコイチャリロト杯(F2)」は14日に初日を開催。3RのA級チャレンジ予選を走った北野佑汰(25歳・香川=115期)に話を聞いた。 ーーこれからはマーク選手として第二の競輪人生を歩んでいくと聞きました。 北野:はい。デビューしてずっと自力でやってきたけど、大きな着ばかりになって、この戦い方では上を目指せないと感じました。もう自力選手としてはここで一旦、区切りを付けてマーク選手に転向しようと決めました。それと僕は今、3期目(代謝対象)なんです。それも転向を決めた一因です。 ーー自力でやっている時は自分のタイミングですが、マーク選手になると脚は余っているのに前が行かないとかフラストレーションの溜まるレースも出てくると思います。その辺りは? 北野:もう覚悟は出来ています。それも含めて競輪なので。 ーーマーク選手としてやっていく為にやっている事はありますか? 北野:先輩方のアドバイスでヨコの動きは以前から少しずつ練習していました。これからも継続して、自力選手に信頼されるような技術を身に付けていきたいです。 北野佑汰が戦法チェンジし第二の競輪人生を歩む。自力選手としては花開かなかったが、マーク選手としての力量は未知数。ここからは本人の努力次第となるだろう。これからの活躍に期待したい。(アオケイ・梅田記者)