マンCに完敗の浦和、MF伊藤敦樹がロドリやコバチッチと対峙して感じたこと「ボールの置きどころが本当に上手かった」「2人以上の選択肢が絶対にある」
欧州王者に0-3で敗戦
アジア王者の浦和レッズは現地時間12月19日、サウジアラビアで開催されているクラブ・ワールドカップの準決勝で欧州王者のマンチェスター・シティと激突した。 【厳選ショット】粘り強い守備を見せるも3失点…アルアハリの待つ3位決定戦へ!|クラブW杯準決勝 浦和0-3マンC 立ち上がりから劣勢に立たされたが、粘り強い守備で持ちこたえていた浦和。しかし、前半アディショナルタイムにマリウス・ホイブラーテンのオウンゴールで先制を許すと、後半に入り、52分と59分に立て続けに失点。その後もゴールは奪えず、0-3で敗れて決勝進出を逃した。 クラブの公式サイトに掲載された試合後のコメントで、この一戦にダブルボランチの一角で先発したMF伊藤敦樹は「強かったですね。でもその中で、自分たちとしてやれた部分はあったので、その分悔しい気持ちもあります」と試合を振り返り、課題を口にする。 「奪えそうなところでも、全ての選手が身体をボールと自分の間に入れてきますし、もう一歩のところで奪い切れないところがいくつかありました。自分では奪えるという感覚がありましたが、そこで奪えなかったりファウルになってしまったりするのは、もう一歩自分が上に行かないといけないところだと思います。 でも、その中でもいくつかボールを奪えたシーンは少し通用したところでもあると思いますので、その辺の手応えはありました」 また、対峙することの多かったシティのロドリやマテオ・コバチッチについてはこう述べている。 「マンチェスター・シティの選手全員に言えることですが、まずはポジショニングがすごく良かったです。自分のところにだいたい2人以上の選択肢が絶対にあるので、その中で読みだけでも奪えない部分がありましたし、それで自分が先に動いてしまうと逆を突かれてしまいます。 特にロドリ選手やコバチッチ選手など中盤の選手はボールの置きどころが本当に上手かったですし、自分が狙っているのが分かっているのか、というくらいのところにボールを置かれて身体も入れられて、という感じでした。そういうところは盗めると思いますし、ボールの置く位置や持ち方、受ける位置というのは参考にできるものだと思います。その中で、もっとボールを奪えたかなとは思います」 浦和は22日に行なわれるアフリカ王者アル・アハリとの3位決定戦に挑む。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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