広島・床田 背番号19の「準備力」継承で野村超え誓った「本当にすごい」 まずは投球回172回2/3に照準
広島・床田寛樹投手(29)が30日、来季から背負う背番号「19」の先輩、野村を超える活躍を誓った。まず目標に掲げたのは投球回数。野村が12年にマークした172回2/3に照準を合わせ、フル回転する覚悟だ。この日は、山陽新幹線全線開業50周年100日前イベントとして行われたトークショーに矢崎と参加した。 憧れだった背番号を継承する来季に向け、大きな目標を掲げた。床田は「ゆくゆくは」と背番号「19」の先輩・野村のキャリアハイ超えを狙う中で、「いきなりあの人の成績を超せるとは思っていない。何か一つ。まずはそこですね」と投球回数に照準を定めた。 今季は自己最多を更新するリーグ4位の167回を投げた。しかし、野村が12年にマークしたキャリアハイの172回2/3には届いていない。右腕は同年に防御率1・98を記録しており、「防御率はきついよな…」と苦笑い。「(シーズンが)終わった時にこれは超していたな、じゃあ来年はもう一個超そうという気持ちになれば」と一歩ずつ目標に近づいていく計画だ。 目指すのは数字だけではない。「あの人の準備力っていうのは本当にすごいと思う」と舌を巻く。9年目となる来季は30歳で迎える。「いつけがするかも分からない。準備力っていうのは目の前で見させてもらったので、大事にしないといけないと思いました」と野球に対する姿勢も見習い、ローテを守り抜く覚悟だ。 この日は同期入団の矢崎とトークショーを行った。来季への抱負を問われると、「2人でチームを優勝に導けるように。背番号も変わったので一皮、二皮むけられるように頑張ります」と力強く宣言した床田。左のエースが新しい背番号で、さらなる飛躍を目指す。