トランプ氏が賠償請求 機密文書事件で司法省に
【ワシントン共同】米主要メディアは12日、トランプ前米大統領が私邸に機密文書を持ち出したとして起訴された事件を巡り、トランプ氏側が「悪質な政治的起訴」によって多額の裁判費用を負担することになったなどとして、司法省に1億ドル(約147億円)の損害賠償を求めたと報じた。 南部フロリダ州の連邦地裁は7月、事件の担当検事任命に問題があるとの弁護側の申し立てを認め、起訴を棄却。検察側が不服として控訴した。 トランプ氏は、起訴はバイデン政権による政治的迫害だと繰り返し主張。返り咲きを目指す大統領選の選挙活動を司法省が妨害しようとしていると批判した。