ついに公開「名豊道路」最後の未開通区間 半世紀かかった“夢の無料バイパス” 絶景の先に“豊橋が見える!!”
豊橋が見えた! その先は「高校の下のトンネル」へ
本線は御津金野IC付近から一気に下り坂となり、遠くに豊橋市街と三河港を望みながら、豊川市の平野部へと下りていきます。その途中にもトンネルがあり、「県立御津あおば高校」のグラウンドの下をくぐります。 正確には、グラウンドの下はカルバート(函渠)で、隣の山を貫く豊沢トンネルと連結しています。内部では、丸い断面のトンネルから、四角い断面のカルバートへと移る際に、天井の高さや形状が変わるのがハッキリわかるとのこと。開通後、四角い断面のトンネルの上では、高校生たちが運動をしているかもしれません。 そして、東の終点となっている豊橋バイパスの豊川為当ICには、蒲郡バイパス本線の橋桁がつながり、すでに一部の遮音壁や標識なども設置されています。豊橋方面から来た全てのクルマが地上道路に下ろされるランプへ、未開通の本線から報道陣を乗せたバスが入っていくという、今だけの体験をしました。 名四国道事務所の山岡正和工務課長は、「残りの工事も安全第一に、末永く親しまれる道路を仕上げていく」と話します。 ちなみに、今回は暫定2車線での開通ですが、トンネル以外は全て4車線分の用地が確保されており、橋脚やカルバートも4車線化を見越した仕様になっています。
乗りものニュース編集部