検挙された少年「実態がわかっていたら思いとどまれた…」中学生が闇バイトの危険性を学ぶ
ABS秋田放送
首都圏を中心に相次ぐ闇バイトなどの危険性について学ぶ特別授業が、秋田市の中学校で開かれました。生徒たちは、SNSの使い方や誰かに相談することの大切さを学びました。 秋田市の城東中学校で開かれた非行防止教室には、1年生と2年生約340人が参加しました。 首都圏で相次ぐ闇バイトの危険性について、講師を務めた秋田東警察署の女性職員は、「短時間で高収入が得られる」などとうたってSNSで強盗などの実行役を集めることが特徴だと説明。全国の誰もが巻き込まれる恐れがあると指摘しました。 「闇バイトの実態がわかっていたら、思いとどまることができたかもしれない。これは実際に、闇バイトで検挙された少年の言葉です。だからその知識、闇バイトってどういうものなのか、みんなに知ってもらう必要がある...」 違法薬物もSNSを通じて若者が情報に触れるケースが多いということで、教室では何かあった時にまずは誰かに相談することの大切さも呼びかけられました。 女子生徒 「普段からインターネットを利用するので、ちゃんと安全性のあるものを使ったり、もし自分がそういうこと(犯罪など)に巻き込まれるようなことがあったら、自分で最後まで考えるんじゃなくてちゃんと大人に相談していきたい」 男子生徒 「知らないサイトとか、簡単にぽちっと押したりするんじゃなくて、しっかり考えてからSNSを利用したいと思いました」 県警察本部は今後も各学校で授業を開くなどして児童・生徒が犯罪に巻き込まれないよう活動することにしています。