【ダイハツ】「本当に立ち直れるのか」「出荷めどは」説明会で不安の声 国内工場は「現時点で稼働の再開を見通せない」
国土交通省から是正命令を受けたダイハツ工業が、オンラインで取材に対応しました。 15日にサプライヤーなどに向けた説明会が行われ、「出荷できるめど」であったり「本当に立ち直れるのか」など不安の声が寄せられたということです。 国内での生産再開については、「現時点で稼働の再開を見通せない」としました。いっぽうマレーシア、インドネシアの工場で、日本以外向けの車の生産は再開しているということです。 ダイハツはサプライヤー側への補償について、額の規模感はまだ掴んでいないものの、規模がどうあろうと対応し、「サプライヤーチェーンの信頼を繋ぎとめる」と説明しました。
リコールは「できるだけ速やかに決定したい」
国土交通省は▼ダイハツ工業が製造・販売している「キャスト」と、▼ダイハツ工業が製造しトヨタ自動車が販売している「ピクシスジョイ」の2つの車種について、基準不適合の可能性があり、必要な場合はすみやかにリコールを行うよう指導を受けたということです。 リコールの有無について17日、ダイハツ広報担当者は、「現在も決定ではなく検討中。できるだけ速やかに決定したい」としています。 2種の車は、2015年以降約32万台あるといい、いずれも側面衝突した場合にドアのロックがかかり、外側からはロックを解除できないおそれがあるということです。