鬼門突破のフリッツ、ズベレフ下し四大大会初4強 “5度目の正直”で準決勝進出<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間4日(現地3日)に男子シングルス準々決勝が行われ、第12シードのT・フリッツ(アメリカ)が第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)を7-6 (7-2), 3-6, 6-4, 7-6 (7-3)で破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。 【シナー、フリッツら全米オープン組合せ】 26歳で世界ランク12位のフリッツはアメリカ勢男子最高位プレーヤーとして今大会に参戦。四大大会では過去4度準々決勝で敗れているため、5度目の正直として8強の壁突破を狙った。 一方のズベレフは四大大会で2度準優勝を経験。悲願のグランドスラム初タイトルを目指し準々決勝に駒を進めた。 この試合の第1セット、フリッツはズベレフに1度もブレークポイントを握らせないサービスゲームを見せるも、自身も4度のブレークチャンスを決め切れずタイブレークへ。タイブレークでは地元の声援を背にミニブレークを奪い、先行した。 第2セットではこの試合初のブレークポイントを決められブレークを許すと、リターンゲームでは1度も挽回のチャンスを握れずセットカウント1-1に。第3セットでは互いに1度ずつブレークが生まれ終盤に入るが、第10ゲームでフリッツが2度目のブレークに成功し2-1と勝利に王手をかける。 第4セット、ズベレフに6本のサービスエースを決められたフリッツだが、タイブレークでは先にミニブレークに成功。最後はズベレフのフォアハンドがアウトになり3時間26分で勝利した。 準決勝では第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)と第20シードのF・ティアフォー(アメリカ)のどちらかと対戦する。