米軍性犯罪、情報開示を 青森県、国に要望
米軍基地が立地する複数の県に対して米軍関係者による性的暴行事件の情報が伝えられていなかった問題で、米軍三沢基地がある青森県は26日、情報提供の徹底を求める文書を国や米軍に送付した。 文書は「事件について県や地元自治体への通報が一切なく極めて遺憾。県民の基地に対する信頼を大きく損なう」として、再発防止を求めている。 県防災危機管理課によると、2021年と22年に性犯罪事件があり青森県警が米軍関係者を書類送検したが、県は事件を把握していなかった。県は今月22日、防衛省東北防衛局に対し情報を把握していたか文書で問い合わせたが、現時点で回答がないという。