【着回しDiary】スタイリストに聞いたコツは「着回せる」と「華やかさ」|CLASSY.
真夏の着回し大特集、3つの物語は楽しんでいただけましたか?「服が目に入ってこない!」とバズりがちなCLASSY.の着回しですが、緻密に計算して考えられた1カ月コーデにはこだわりがたくさん。裏方として大活躍するスタイリストに真夏の着回しのコツを聞きました!
着回せることはもちろん華やかさも大切にした色使いで気分が上がるオシャレを
【バツイチキャリア編担当】乾 千恵さん ニュアンスカラーを中心としたレイヤード術はスタッフにもファンが多く、みんな目から鱗! 乾さんの色合わせの妙はぜひ参考に。 みなさんが服を買う理由って、「着回せるかどうか」はもちろんですが「この服が着たい!」という気持ちも大きいのではないでしょうか。だから着回しの企画でもオシャレ感や華やかさを大切に一体一体組むようにしています。“バツイチキャリアの1カ月着回し”というお題をもらってまず考えたのは、「この女のコがどういうワードローブを持っていたら素敵だろう?」ということ。バリキャリだから、信頼感やデキる感は大切。でも決してツンツンした強いイメージにしたいわけではない…いわゆるキャリアなイメージとは逆かもしれませんが、柔らかい素材や、淡い色を軸にして作った方が、今の時代に合ったコーデになるんじゃないかな?と考えました。 そこで今回は黒い服は一切使わずに、白やベージュ系中心のカラーに加えて、ライムグリーンやテラコッタなど、一見「これホントに着回せるの?」というアイテムも投入。もちろん突拍子もない派手アイテムは着回しには向きませんが、全部のアイテムが組合せ可能である必要もないですよね。ワンツーコーデだってオシャレに見える華やかアイテムがある方がリアルだし、31体のコーディネートが載る1カ月の中でメリハリも生まれます。さらに、コーデを活性化させるのに欠かせないのが羽織り!今年はカーデより断然シャツが気分。バリキャリ主人公のワードローブにもマッチする、ベージュのリネンシャツが特に使えました。オーバーサイズなので、1枚でも羽織ってもいい感じ。他に活躍したのは、白のスリーピース。なめらかな素材に加え、ウエストがドロストになっているパンツのデザインが秀逸。単品でも使い勝手抜群だし、セットで着ても女っぽさがあり「さすが、セオリー!」と唸りました。オシャレにとって着回すことは手段で、目的ではありません。これからも「このコーデやってみたい!」と感じてもらえるような、ワクワクするようなスタイリングを提案していきたいと思っています。