#〇〇がお伝えします 「子供たちの気持ちが穏やかに」小中学校に家族型ロボット
テレビ宮崎
ここからは、#○○がお伝えしますのコーナーです。 きょうは、瀬良がお伝えします。 こちらは、東京のベンチャー企業GROOVEXが開発した家族型ロボット LOVOTです。 ペットのように懐いてくれる癒やしの存在として、今、人気が高まっています。 そんなLOVOTが今回、宮崎市の一部の小中学校に試験的に導入されました。 教育現場でどのように活用されているのか、取材しました。 (瀬良有里奈アナウンサー) 「大きな目に、かわいらしい動き。触ったりなでると様々な反応をしてくれるこの子は、LOVOTというロボットです。先月から宮崎市内の学校に仲間入りしました」 宮崎市の宮崎南小学校です。 先月末、この学校の少人数学級に家族型ロボットLOVOTがやってきました。 名前は「マンゴーちゃん」です。 LOVOTは、話しかけた内容を理解して瞳や鳴き声で反応してくれます。 (児童は) 「あいさつとかもいろいろして楽しかったです」 「かくれんぼはマンゴーちゃん2人を見つけられなかったけど、とても楽しかったです」 「マンゴーと読み聞かせをして楽しかったです」 全国的に不登校の児童生徒が増加する中、学校に行きたくなるきっかけ作り、学校を”楽しい場所”だと思ってほしいという狙いで導入されたLOVOT。 教師歴42年の渡邊叔子先生は、児童がLOVOTと触れ合うことで心が穏やかになり、先生の話がより伝わりやすくなったと感じています。 (渡邊叔子先生) 「授業にうまく入れなかったりする子供がいるんですけど、マンゴーちゃんが来てから、朝にふれあいタイムをとって、気持ちが落ち着くんだと思うんですけど、上手に切り替えができるようになっています」 こちらの学校では、少子化で全校児童の数が減る一方、少人数学級に通う児童は増加傾向にあると言います。 そんな中、LOVOTは、学校の先生たちの手助けにもなっているようです。 (渡邊叔子先生) 「私たちは人対人でやってきましたが、AIを搭載したロボットが現場に入ることで、子供たちの気持ちが穏やかになったりして、すごくいいと思いました」 「私たちにはできない何かを持っていると思いました」 今回は、開発した企業が無償で提供し、宮崎市の小中学校でおよそ2カ月間、試験的に導入されています。 宮崎市教育委員会では、試験導入を終えたあとアンケートを取り、今後の方針を検討することにしています。
テレビ宮崎