「恋人ができず孤独…」と感じたとき、周りを気にせず“自分だけの幸せ”を手に入れる方法
Q.いつも先生の言葉に励まされています。
「恋愛をどうこう言う前に、他人軸ではなく、自分軸」。頭ではとても理解できるのですが、気になる人ができてもうまくいかない、好きな人がいない、恋人もいない、そんな自分に毎日とても悲しい気持ちになるんです。自分軸って何でしょう。 以前、「恋人ができたら幸せ、結婚できたら幸せ、子供ができたら幸せ。そうやって外部や他者に幸せを求め続けているのはよくない」と先生はおっしゃいました。「その通りだ、自分の人生を生きなきゃ!」と思います。でも、「自分の幸せってなんだろう?」と考えたところ、「人に必要とされること」でした。この考え自体がそもそもおかしいのでしょうか。でもそうなんです。好きな人だけなく、友達や職場の人に褒められたり必要とされたりすると、やっぱりうれしくなります。 だから、誰の特別にもなれない自分がどうしようもなく悲しくなります。もし好きな人と会えたら、恋人になれたら、もうどんなことでもがんばれるんじゃないかって思ってしまうのです。実際、恋の始まりみたいな時はもう寝ても覚めてもうれしくて、それがうまくいかなくなると、朝起きるたびに悲しくなるのです。 「彼氏いない歴=年齢の私。恋人ができるか不安」恋人ができない人のある共通点とは?
だから、バツイチ先生やいろいろなお方が発信されているように、新しく習い事を始めたり、少しずつ生活習慣を変えてみたり、自分のこと褒めてみたり、自己肯定感が上がるようにと毎日頑張ってはいます。 けれど、毎朝起きるたびにさみしく、悲しいです。恋人や旦那さんがいる周りの人が、羨ましくって仕方ないです。自分軸って何なのでしょう。私がおかしいですか。長い、拙い文章で申し訳ないですがどうかお言葉をくださるとうれしいです。(菜の花)
教えて! バツイチ先生
最近よく聞く、自分軸という言葉。先生の授業でもよく出てくるけど、「じゃあ一体、自分軸って何なの?」って思っている生徒も多いんじゃないかしら。そんなわけで今日の授業は、「結局、自分軸ってどういうことなのか?」がテーマよ。 まず、菜の花さんが悩んでいることは、 ・恋人が居なくてどうしようもなく孤独だ、ということと、 ・そんな風に孤独を感じるのは自分軸ではなく他人軸で生きてしまっている証拠なのか、 という、ふたつに分けられると思うの。 哺乳類がつがいを求めるのは本能。 だからどんなに充実した生活を送っていたとしても、パートナーが居ないとさみしくて孤独を感じる。それは全然おかしなことじゃないし、むしろ自然なこと。 というかね、白状すると、若い頃の先生は人一倍恋愛に振り回されやすいタイプで、だからこそ自分軸を手に入れるためにものすごくがんばって来たの。だから、菜の花さんの気持ち、先生にはよく分かるし、きっと誰もがそういうところってあるんじゃないかな。「そういうところ」っていうのは、ひとりのときでも生活を楽しめるよう努力したり、それでも時々、「どうして他のみんなには愛し愛されるパートナーが居るのに、私はひとりなんだろう」って、誰かの特別な存在になれない自分が悲しくなったり。恋人が居ないときって、大体みんな、それの繰り返しだと思うの。 だから、恋人が居ないことに悲しくなる菜の花さんの心の状態は、正常と言えます。