出直り基調が続く日本株市場で注目したい好業績3銘柄
日経平均は5日続伸で3万8000円台を回復。出直り基調が続いている(写真:ブルームバーグ)
8月15日に発表されたアメリカの7月の小売売上高が市場予想を大幅上回ったことで同国経済のソフトランディングへの期待が高まり、同日のダウ平均株価は前日比554ドル高となった。また、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ幅が0.5%ではなく0.25%にとどまるとの見方が広がり、外国為替市場で一気に1ドル=149円台へ急激に円安が進行した。 これを受けて、翌16日の東京株式市場では日経平均株価への寄与度の大きい半導体関連銘柄などを中心にほぼ全面高となり、日経平均の終値は前日比1336円高の3万8062円と大幅高で5日続伸となった。 来週(19~23日)は、16日までの日経平均5日続伸で3000円を超える短期急騰を見せたあとだけに、高値警戒感から利益確定売りが想定される。決算発表が終了して手がかり材料が乏しい中で、日米両国の金融政策の動向に関心が集中しそうだ。23日の衆参財務金融委員会の閉会中審査での植田和男・日本銀行総裁の発言に注目したい。 来週の日経平均は3万7000円台での値固めとなりそうで、想定レンジは3万7200~3万8200円とする。
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冨田 康夫