「決勝戦でホームラン」と意気込む石川瑛貴主将（２年）＝名古屋市千種区の平和公園で２０２３年２月２２日、森田采花撮影

　◇石川瑛貴（てるき）主将（２年） 　主将としてリーダーシップを発揮しチーム全体をまとめ、打撃の中心も担う。山田祐輔監督は「石川中心にチームが成長する。チームを良い方向へ引っ張っていってくれる」と太鼓判を押す。 　野球を始めたのは小学１年のとき。東邦野球部ＯＢの父、尋貴さんからの勧めだったが「本当はサッカーがやりたかった」という。しばらくは気が乗らないまま野球を続けていたが、小学４年の時に出場した県内の大会で優勝したことをきっかけに野球にのめり込んだ。 　中学時代から「甲子園で優勝したい」という思いを強くし、甲子園常連校の東邦に進んだ。チーム全体を見る力と的確な声かけができることから昨秋の新チームからは主将を任されている。 　「ここぞというときに打てる選手になりたい」と練習後の自主練習も欠かさない。目指すは東邦として令和最初の優勝。「決勝ではホームランを打って優勝旗を持ち帰る」と意気込む。【森田采花】 　　　　◇ 　第９５回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社・日本高校野球連盟主催）に出場する東邦。選手たちの意気込みや素顔を、甲子園に向けた「一筆」とともに紹介する。＝随時掲載