《ブラジル》Xようやく運用再開=約7億7千万円相当の罰金支払いで
【既報関連】SNSプラットフォーム「X」がブラジルの最高裁の命令に不服従だったことなどで発生した罰金が、正式な口座に振り込まれたことが確認され、8月末から最高裁によって禁止されていたX運用が、8日午後から再開が認められた。7日付UOLサイト、8日付G1サイトなどが報じている。 Xは4日、罰金として科されていた2860万レアル(約7億6600万円相当)の支払いを行ったと最高裁に報告した。だが、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は同日、「間違った口座(連邦貯蓄銀行)に振り込まれている」として、正式な口座(ブラジル銀行)に振り込み直すよう、命じていた。正式な口座への入金確認は7日に発表された。 2860万レアルの内訳は、1830万レアルが不服従に対して、1千万レアルがブラジル・ユーザーのデータ移し変えでブロック外しを試みた違反行為に対して、30万レアルがXがブラジル事務所の代表を引き上げたことに対してのものだ。 モラエス判事は支払い確認後、連邦検察庁にXの運用再開に対する意見書提出を求めていたが、8日午後、運用再開を許可。夕刻からは機能し始めている。