コロナワクチン定期接種の検討呼び掛け、厚労相 - 冬の感染拡大に備え
福岡資麿厚生労働相は5日、閣議後の記者会見で、新型コロナウイルスの冬の感染拡大に備え、ワクチン定期接種の検討を高齢者らに呼び掛けた。今シーズンのコロナワクチンの供給として、同省では計約3,224万回分を見込んでいて、福岡氏は「十分な量が供給される見通し」だと述べた。【兼松昭夫】 福岡氏はまた、 ▽幅広い医療機関による患者の受け入れ ▽高齢者施設による医療機関との連携確保 ▽平時からの感染対策の徹底 -を呼び掛けたりせき止めなど感染症の対症療法薬を確保したり、都道府県と連携してコロナ対策に取り組む考えを示した。 新型コロナのワクチンの定期接種は、重症化を防ぐため、高齢者(65歳以上)のほか、60-64歳のうち心臓や腎臓、呼吸器に障害があるなど重症化のリスクの高い人を対象に10月1日から順次始まった。 福岡氏は会見で「新型コロナウイルス感染症は例年冬にかけて感染者の増加が見込まれる」と述べ、定期接種の対象者に接種の検討を呼び掛けた。
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