【体操】橋本大輝 鉄棒連覇ならず 団体決勝では演技構成変更の選択も 前日「左肩に違和感」
◇パリオリンピック2024 体操男子予選(大会2日目=日本時間27日 ベルシー・アリーナ) 【画像】新ユニフォームお披露目で笑顔を見せる橋本大輝含む日本代表の5人 東京オリンピックでの2つを上回る3つの金メダルを目指していた体操男子日本のエース橋本大輝選手の鉄棒での連覇がなくなりました。 予選3種目目、得意の鉄棒の演技でF難度のリューキンやG難度のカッシーナなど高難度の技を次々と決めます。しかし最後の着地で両手をついてしまい大きな減点となりました。 Dスコア6.600点、Eスコア7.133点、合計13.733点。
予選は出場各国が3班に分かれて行われますが、日本や中国が演技を行った第2班が終わった時点での鉄棒で8位以内に入れず、決勝には進めませんでした。 演技を振り返って「今日はしんどかったなという、6種目回ってきてどんどん体が重くなってきました。最後までやりきるのが正直大変だったと思うので、その中でチームのみんなが演技するのを見て申し訳ないという気持ちの中で、助けてくれました。もう1度団体決勝に向けて切り替えたいと思っています」と語りました。 また体力面、フィジカル面で原因はあるのか問われると「フランスに来てから鉄棒でちゃんとした演技ができていなかったので、難度を下げ、完成度を高める構成を選択してもいいのかなと思いますし、今日は予選だが決勝は一発勝負なので、自分が最大限出せるよう準備していきたいです」と演技構成を変えることも視野に入れているようです。 団体決勝に向けては「負けないという強い気持ちと、自分がつなぐという気持ちが演技に表れるようにしたい。失敗しないチームができるように、自分が任された種目で出せるよう準備したいと思います」と意気込みを語りました。 橋本選手は26日に前日の公開練習を行ったあと「左肩に違和感がある」ことを告白していました。 団体の予選スコアではライバル中国に2点以上の差をつけられた日本。エースとして団体、個人総合と演技構成含め、どんな戦略を選択するか注目です。