日本勢が躍進!中国勢を連破した張本智和が準V、Wカットマンの佐藤・橋本が悲願の頂点に【卓球 WTT福岡】
WTTの年間王者を決めるWTTファイナルズ福岡2024が11月20日(水)~24日(日)で開催された。 【アーカイブ配信】「WTTファイナルズ福岡2024」11月20日(水)~24日(日)開催!(結果速報・トーナメント表) 男子シングルスで張本智和(智和企画)が準優勝。女子ダブルスでは佐藤瞳/ 橋本帆乃香(ミキハウス)のカットマンペアが優勝し、大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)が準優勝。 また、男子ダブルスでも戸上隼輔(井村屋グループ)/篠塚大登(愛知工業大学)が準優勝と地元開催で日本勢が活躍を見せた。
男子シングルスで日本男子唯一のエントリーとなった張本智和は、初戦で世界ランク5位の梁靖崑(中国)を下すと、準決勝では中国の次世代エースで世界2位の林詩棟をフルゲームの末に撃破。 決勝では左腕の王楚欽(中国)に完敗だったが、世界ランク上位の中国選手を連破し、アジア王者の実力を発揮した素晴らしい戦いぶりだった。
一方、女子シングルスではベスト8が最高。平野美宇、張本美和(ともに木下グループ)は準々決勝で中国勢に敗れた。 1回戦で伊藤美誠(スターツ)を下した大藤沙月もセーチ(ルーマニア)に敗れてベスト8でストップ。 パリ五輪での故障から復帰し、102日ぶりの試合となった早田ひな(日本生命)は懸命なプレーを見せるも初戦でセーチに敗退となった。
そして女子ダブルスで衝撃的な優勝を果たしたのがカットマンペアの佐藤瞳/ 橋本帆乃香。 中国ペアから2連勝をあげると、ミキハウス対決となった決勝も粘り強いカットで後輩ペアを退け、頂点に立った。 また長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)も準決勝進出を果たし、ベスト4のうち3ペアを日本勢が占めた。
男子ダブルスではパリ五輪の団体でもペアを組んだ戸上隼輔/篠塚大登が大健闘。 初戦で中国ペアをストレートで下し、決勝でもフランスのルブラン兄弟に肉薄。優勝はならなかったものの、ダイナミックなプレーで会場を沸かした。