角田裕毅所属のアルファタウリF1、新チーム名称が公式SNSで事前に流出……噂された”レーシングブルズ”ではない模様
スクーデリア・アルファタウリは、今シーズンから名称を”レーシングブルズ”に変更する予定だと考えられていた。しかし正式発表を前にSNS上に流出してしまった情報からすれば、当初の計画を放棄することになったようだ。 【動画】角田裕毅&岩佐歩夢が、ウイリアムズ入りした松井沙麗らと対決。臨時講師として”古巣”HRSのスクール生とカートバトル イタリア・ファエンツァを拠点とし活躍してきたアルファタウリは、オーナー企業であるレッドブルが取り組む再活性化の一環として、2024年シーズンから新しいチーム名称とすることを昨シーズン中から公言してきた。 ”アルファタウリ”はレッドブル傘下のアパレルブランドの名称であったが、同チームはこれを破棄して全く別の名称にすることを検討。最終的にはレーシングブルズとして、新たなシーズンを迎えようとしているものとみられていた。関連性のある名前ならば姉妹チームであるレッドブル・レーシングとうまく連携することができ、新たなタイトルスポンサーを獲得することもできるだろうと期待したのだ。 この新しいチーム名は、1月早々にも正式に発表される予定だったが、今に至るまでその発表はなし。しかしチームの公式SNSでは、一時レーシングブルズとはまったく異なる名称が表示された。 チームの公式SNSのハンドルネームは、一時”Visa Cash App RB”と表示されたが、その後削除。これはおそらく、正式な発表に間に合うように準備を進める中で、誤って公開されたモノであると考えられる。 この推測が正しければ、チームの名称はレーシングブルズではなくRBということになる。これは、来月に予定されているニューマシンの発表会を前に、正式に発表されることになるだろう。 一方、VisaとCash Appがタイトルスポンサーにつくということが、F1に対するアメリカのスポンサーからの興味が、依然として高いままであることを示している。 クレジットカード会社大手のVisaは、2012年にはケータハムと提携し、同チームのホスピタリティとマーケティングのプログラムを介してF1に関与していた。しかしこれまで、F1では大きな存在感を発揮することはなかった。ただその一方でVisaは、オリンピックとパラリンピック、サッカーのFIFAワールドカップやNFLなど、スポーツイベントへのスポンサーシップについては多くの経験がある。 またCash Appは、2021年からレッドブル・レーシングのスポンサーを務めていた企業だ。
Jonathan Noble