女子ケイリン 太田りゆは決勝進出ならず9位 準決勝6着、一時先頭伺うも失速 前日の敗者復活で運営周回誤認トラブルでロス、準々決勝奮闘突破も
「パリ五輪・自転車・女子ケイリン・準決勝」(8日、サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム) 【写真】「ゴールじゃん絶対!」 敗者復活でトラブルも全力周回 日本の太田りゆ(29)=ブリヂストン=は2組6着で各組3着までが進む決勝進出はならなかった。7~12位決定戦に回り、9位となった。 最後方からレースを進めると、残り1周で先頭まで伺う勢いだったが、抵抗されてその後は失速した。 太田は7日の敗者復活戦でゴール直前で差しきり、1着で準々決勝進出を決めたが、運営の不手際に見舞われた。残り1周で通常鳴るはずの鐘が鳴らず。選手たちは冷静にレースを進めたが、ゴール後に鐘が鳴り、トップでゴールした太田はそのままペダルを全力でこぎつづけた。レース後、太田は自身のインスタグラムで「向こう側のミスで1周多くもがいた。身体に染みこんだ周回数も絶対勝ちたすぎて、万が一を思ってゴールじゃん絶対!と思いつつ踏み続けました」と、泣き笑いや汗の絵文字とともに投稿していた。 この日行われた準々決勝では太田は後ろから2番手で冷静にレースを進め、残り2周で2番手に浮上。その後は順位を下げたが、終始落ち着いた走りで突破ラインの4着を死守し、突破していた。