【ロッテ】荻野が9回にサヨナラ阻止するジャンピング好捕…2球前にベンチからの“緻密な指示”「それのおかげでギリギリ取れた」
◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト3―3ロッテ=延長12回=(30日・神宮) ロッテの荻野貴司外野手が、9回のピンチでサヨナラ阻止の好守を見せた。9回1死一、二塁の場面で丸山和の痛烈なレフトへの打球を背走すると、華麗に反転しながらジャンピングキャッチした。 好捕の裏にはベンチからの緻密な指示があった。荻野は「ツーストライクまでは、あと2歩ぐらい前にいた」と明かし、打たれる2球前に大塚明外野守備兼走塁コーチの指示で2歩下がっていたという。サヨナラを阻止し、2戦連続となる執念のドローを演出した名手は「そのおかげでギリギリ取れました」と目を細めた。一方、頼れる38歳最年長のベテランは「本当はもうちょっと目を切って、打球に一直線で行きたかった。なかなか目が切れなかった。でも、取れてよかったです」と反省も忘れなかった。 今季5度目の引き分けで、4分けを含み13戦負けなしだ。19年ぶりの10連勝をかけ、31日からは本拠ZOZOで阪神を迎え撃つ。荻野は「みんなが粘ってしっかりつないで、ピッチャーもしっかり抑えてくれているので、これからも負けないように全員でやっていきたいと思います」と力を込めた。
報知新聞社