【TOTOジャパンC】勝みなみの憧れ“カナダの妖精”ヘンダーソン「人として素晴らしい」
◇米女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第2日(2024年11月1日 滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72) 【米ツアー組が見たライバルの素顔(2)】優しくて強い1歳上の先輩はジュニア時代からの憧れだった。14年に長野・軽井沢で行われた世界アマチーム選手権第3日。勝みなみ(26=明治安田)は、後に“カナダの妖精”と呼ばれるブルック・ヘンダーソン(27)と同組で回った。今やメジャー2勝を含む通算13勝を重ねた米ツアーの看板選手。ところが、当時から印象は変わらないと明かす。 「プレーだけじゃなく、人として素晴らしい。ブルックはジュニアの時から本当に優しいし、プレー中も(スコアが)悪くても変わらない。強ければいいだけじゃない、人間性が大事だと思わされた」 ともに今季ここまでの1W平均飛距離は263ヤード台の飛ばし屋同士。ただ、ジュニア時代はヘンダーソンの方が圧倒的な飛距離があった。「ダウンスイング時の切り返しのタメが凄い。クラブが体に巻きつくように入ってくる。それが飛距離につながっているんだと思う」。自身とスイングタイプが異なるだけに、より一層、感じるそう。優しい笑顔と迫力あるスイングにご注目を。(中村 文香) ◇ブルック・ヘンダーソン 1997年9月10日生まれ、カナダ出身の27歳。3歳でゴルフを始め、9歳で初めて大会に出場した。15年にツアー初優勝。ここまで16年全米女子プロ選手権、22年エビアン選手権のメジャー2勝を含む通算13勝を挙げている。1メートル63。