ついに合格!!六車日那乃、吉田鈴、4オーバーのぎりぎりも笑顔満開「絶対に諦めない」思い通じる【女子ゴルフ・プロテスト】
◇1日 女子ゴルフ 2024年JLPGA最終プロテスト最終日(茨城県大洗町、大洗GC) 落選が続いていた六車日那乃(22)と吉田鈴(22)がそろって合格を果たした。通算4オーバーの19位タイまでの26人が合格した中、2人はいずれも4オーバーで、ぎりぎりでの合格だった。トップ合格は10アンダーの寺岡沙弥香(22)、8アンダー2位に都玲華(20)と徳永歩(18)が入った。 吉田鈴は3度目、六車は4度目のプロテスト受験。たびたびレギュラーツアーでも活躍してきた2人が「どうして最終テストになると実力を発揮できないのか?」と不思議に思う声は多かった。しかし、ついにこの日が訪れた。 吉田は初日の79が響いて、最終日は合格圏外50位タイからのスタート。「もう無理だと思われてたと思うけど、私は絶対に諦めないと思ってました」。インコースから出て、8番まで4バーディー、2ボギーで最終9番を迎えた。「奥からの5メートル。2カップぐらいフックする難しいラインだったけど、このパットを決めたら通れるかもと思いました」。その大事なバーディーパットを決めるとあとは祈った。「ホールアウト直後は、また来年って思ったけど、後続を待ってる間はひたすら祈ってました。姉(優利プロ)には一番感謝してる。私もJLPGAを盛り上げられる一員になりたい」と笑顔満開だ。 一方の六車は18位タイと合否ライン上で迎えた最終日。ヒリヒリするプレーが続いたが2バーディー、3ボギーの通算3オーバーで迎えた最終18番でグリーン奥から痛恨のボギーフィニッシュ。しかし後続組もスコアを落とし合格が決まった。 「本当によかったって気持ちと…」と話し始めると、大粒の涙がポロポロこぼれた。「いろんな人にありがとうって気持ちです。今年は去年よりショットも安定していたし、悪いところから巻き返しができるようにもなった。でも自分への期待と不安がありました」と六車。生まれたてルーキーたちの「次」は、今月19日に開幕する来季出場順位決定のためのQT(予選会)だ。
中日スポーツ