阪神ドラフト1位、伊原投手が地元で後輩たちにエール 「一生懸命取り組むことが大事」
プロ野球阪神タイガースからドラフト1位で指名された奈良県橿原市出身の伊原陵人(たかと)投手=NTT西日本=が19日、同市の「かしはら万葉ホール」に亀田忠彦市長らを表敬訪問した。「熱い声援を送っていただいている橿原の方々の思いを胸に、プロの世界で活躍できるよう頑張りたい」と抱負を述べた。 【写真】14日、仮契約交渉後、笑顔で写真におさまる阪神ドラフト1位の伊原陵人 伊原さんは市立八木中学校野球部で実力をつけ、智弁学園高校では平成30年の選抜大会に出場しベスト16に進出。大阪商業大やNTT西で左腕投手として高い評価を受けた。 この日は、中学校時代を振り返り「練習はしんどかったが、その時の経験が今につながった。自分の好きなことに一生懸命取り組むことが大事だと改めて思う」と話した。亀田氏は「ドラフト1位入団を心からお祝いしたい。子供たちに夢を与えてくれるような活躍を」と激励した。 伊原さんはその後、八木中を訪れて全校集会で後輩たちにエールを送った。河内剛校長は中学時代の野球部監督で、「柔道部から野球部に移りたいと相談があった時、野球を一生辞めないと約束し、こうしてプロ野球選手になってくれた」と教え子の成長を頼もしそうに見つめた。