香港「民主の女神」はいま……「一生帰らない」周庭さん、カナダ“亡命”の胸中語る「一生追跡する」当局は言論の萎縮狙う?
■あえて見せつけ?…当局の狙いを分析
小野委員 「カナダから帰ってこないと聞いて、(当局は)かなり強い言葉を発しています。中国外務省の報道官は4日『いかなる違法行為も必ず法で処罰される』、香港政府も『全力で法律に従って逮捕する。出頭しない限り、一生追跡する』とまで言っています」 「ただ、中国の情勢に詳しい東京大学の阿古智子教授は『当局は周さんが戻ってこないと考えていた可能性はある』と話しています」 「阿古教授はまた『愛国教育を受けさせられた上、逃亡者のような形で海外で生活しなければならないことをあえて見せつけて、言論空間を萎縮させる効果を狙っているとも考えられる』と指摘しています」
■周さん「今も苦しむ人が多くいる」
小野委員 「周さんは今回のインタビューで発信する理由について『今になっても香港には自由を求めるために、人権を求めるために苦しんでいる人がまだたくさんいます。香港のことを引き続き関心を持っていただければと思います』と語っています」 有働キャスター 「こうして不安の中で再び声を届けてくれた周さんの言葉を、香港のすぐそばにいる私たちこそ受け止めないと、と思います」 (12月4日『news zero』より)