ウクライナ「北朝鮮軍、ドローンを訓練中…ロシア、北朝鮮に教官を派遣」
ウクライナ軍がロシアに派兵された北朝鮮軍の動きを追跡しており、北朝鮮軍が無人機戦闘を準備していると明らかにした。 【写真】親ウクライナのテレグラムを通じて公開された北朝鮮兵士と推定される人物の映像 ラジオ・フリー・アジア(RFA)は5日(現地時間)、ウクライナ国家安保・国防委員会傘下の虚偽情報対策センター(CCD)のアンドリイ・コバレンコ氏に対して行った有線インタビューの内容を公開した。 コバレンコ氏は「ロシアに派遣された北朝鮮兵力の動きを追跡している」としながら、北朝鮮兵士がロシアの軍服を着用してロシア部隊に分散配置されていると明らかにした。続いて、ロシアが北朝鮮軍をロシア軍に偽装して北朝鮮軍にティッシュを含めてロシア軍と同じ装備を普及させていると話した。 コバレンコ氏は、ロシア軍が北朝鮮軍を「第一人称視点(FPV)」ドローン(無人機)を使った戦闘に投じるためにドローンの使い方を訓練していると話した。ただし、「現在の時点で、彼ら(北朝鮮軍)がドローンを使ったという情報はない」とし、北朝鮮軍は経験が不足して即戦力にはなりにくいと見通した。米国務省のマシュー・ミラー報道官も4日、RFAに送った電子メールで「ロシア軍が北朝鮮兵力に砲兵作戦、ドローン(UAV)作戦、基本歩兵作戦などを訓練させ、これは彼らを最前方の作戦に投じる意図があることを示している」と明らかにしていた。 北朝鮮の派兵意図について、コバレンコ氏は「金正恩(キム・ジョンウン、北朝鮮労働党総党書記)にとって実戦の経験を積んだ軍隊を保有することが非常に重要なはず」と話した。また、ロシアが間もなく北朝鮮に軍事教官を派遣する計画だとし、彼らが北朝鮮にFPVドローンの生産、爆発装置設置などの教育をするものと展望した。またFPVドローンだけでなく「自爆ドローン」と言われる「ランセット(The Lancet)」の使い方も教育する可能性があると述べた。 コバレンコ氏は先月31日、親ウクライナ志向のテレグラムチャンネルに公開された北朝鮮兵士と推定される負傷兵がベッドに横になって韓国語で話している映像の真偽について「現在としては確認することはできない」と言って即答を避けた。