スマート農業の第一歩に…農機自動操舵システム、トプコンが出荷開始へ
トプコンは農業機械の自動操舵システムのエントリーモデル「ValueLine」シリーズを発売した。2025年1月から出荷開始予定。ハンドルやコンソール、全地球航法衛星システム(GNSS)受信機のすべてを新たに設計し、使い勝手を高めた。スマート農業導入の第1歩として自動操舵システム購入を検討する農業法人や、2、3セット目を購入したい顧客向けに拡販する。消費税抜きの価格はモニター画面7インチ型が110万円、同10インチ型が132万円。 Wi―Fi(ワイファイ)アダプターを標準装備し、GNSS補正情報を受信するための通信専用端末が不要。初期投資負担を抑えつつ高精度の自動操舵を実現する。 マルチGNSS対応で常時20―30個の衛星から信号を取得し、中山間地でも安定的な自動操舵を可能にした。全機器に耐水性があり、田植え機やキャビンのない小型トラクターでも突然の雨に対応できる。