金屋ユズ求め人波 砺波・庄川でまつり
第37回庄川ゆずまつりは9日、砺波市の庄川水記念公園で2日間の日程で始まった。裏年の今年は不作で、販売量は1・5トンにとどまるものの、香り豊かな庄川の金屋ユズを求めて大勢の人が訪れた。 特設テント横は午前7時半ごろから列ができ、9時の販売開始時には約250人が並んだ。5~6個入りの箱(1200円)と、3~7個入りの袋(500円)、ばら売りを用意。1人1袋と1箱ずつに限定した。10日も販売する。 金屋ゆず生産組合によると、今年は実がつかない木が目立ち、例年10月下旬には始まる収穫は11月に入ってからと遅れた。品質は良好で大きな実が多い。 販売量は昨年の3分の1以下で、実行委員会の眞田猛会長は「限られた数だが香りのいいユズを味わってほしい」と話した。