巨人の23歳右腕が語る菅野智之とのフォーム改良秘話 ローテ入りで恩返し
巨人・堀田賢慎投手(23)が18日、G球場で自主トレを行い、海外FA権を行使して米大リーグ・オリオールズ入りが前日17日に決まった菅野に恩返しのローテ入りを果たす意欲を示した。大きな柱が抜ける穴は大きいが、「僕ら若手からしたら穴を埋めるチャンスでもある。何とか穴を埋めてチームとしてもリーグ連覇をできるように。菅野さんに安心して見てもらえるような活躍をしたい」と表情を引き締めた。 菅野とは22年オフに合同自主トレを行うなど、助言を受けることも多かった。先輩からは自身の経験を踏まえ「挑戦するのは最初は不安かもしれないけど、まずやってみて、どう感じるかが大切」と説かれ、今季2軍に降格した際もフォーム改良など背中を押された。「(過去に)良くなかったときはできていなかったことを感じるのがある」と挑戦することで過去の自分を分析できる気付きも得た。 秋季練習でも内海投手コーチや久保巡回投手コーチと改良に取り組み、現在は球を上からたたく感覚などに手応えがある。「新しいことに取り組む勇気と継続する力は菅野さんに言われたので、今後も僕のものにしてやっていきたいなと思います」。今季は先発7登板を含む17登板で3勝3敗、防御率2・45。必ず飛躍の25年とする。(田中 哲)
報知新聞社