カニカマがおすすめ/医師で作家・鎌田實の「鎌田式 究極の若返り健康術」
「鎌田式 究極の若返り健康術」<21> カニカマの赤い部分は、着色料ではなく、トマトやパプリカ等野菜の色素が使われています。魚のすり身なので、タンパク質の塊です。 ・タン活の飛び道具 高野豆腐もおすすめです。高野豆腐に含まれるレジスタントたんぱくが、血糖値を下げたり、コレステロールを下げてくれます。中高年にとって、健康の飛び道具です。 もう一つのおすすめ食材は、納豆。大豆でできていますから、植物性のタンパク質。発酵しているので腸内環境を良くしてくれます。 タンパク質をとりたかったら忘れてはいけないのが卵。タンパク質の補給に優れている納豆と卵を併せるときには注意が必要です。 ・卵と納豆は相性が悪い 生の卵白に含まれるアビジンという成分が、納豆に含まれるビオチンというビタミンの吸収を妨げてしまいます。卵白のアビジンがビオチンと結びついて結合してしまい、消化管でビオチンが吸収されなくなってしまうのです。 ぼくは納豆に卵をかけるときは、黄身だけにするようにしています。卵白に熱を加えると白く不透明になり、アビジンが減少してビオチンと結合できなくなります。納豆には温泉卵をかけるというのもいい考えです。 ビオチンをしっかりとると、皮膚が強くなります。萎縮性の舌炎を予防することもできます。肌がきれいになる。 卵と納豆は、両方ともタンパク質をとれる王様ですが、合体する時はちょっと注意が必要です。