日本ハム 新庄采配ズバリ「もう僕の力ではない」と選手称えるも「明日からオーダー全部上げたろうかな」
◇パ・リーグ 日本ハム5ー4オリックス(2024年5月21日 エスコンF) 日本ハムはオリックスを5-4で下した。連敗を2で止め、貯金を「6」とした。新庄剛志監督(52)が20日に先発出場予告していた中島卓也内野手(33)と水谷瞬外野手(23)がそろって活躍した。 指揮官は20日に自身のインスタグラムで先発出場を予告。「明日はベテラン中島君 1番 セカンド、ファームでホームランキング 水谷君 5番 レフトで爆発してもらいます」と投稿していた。 中島は初回に中前打とすると、3回1死二塁では左前適時打を放った。その後、2番・松本剛の打席で今季4盗塁目をマークし、通算204盗塁。そして、2死一、二塁から水谷は値千金の同点打を左前へ放った。スタメン予告されていた2選手が同点劇を演出。「もう僕の力ではない。選手が凄いとしか言いようがない」と新庄監督は選手を称えつつも、采配的中に「明日から1番から9番のオーダー全部あげたろうかな」とおどけてみせた。 水谷の3回の第2打席、チャンスの場面ではベンチで必死に祈った。「そりゃあ、もうあのゲーム、同点だとか言うよりも、水谷くん本人の活躍っていうのを祈ってた方が強かったです。上がってきてすぐ、活躍してくれっていう気持ちで。給料上がるよっていう。そこでした」。水谷が同点打で起用に応える結果を出し、人差し指を掲げて喜んだ。 この日、オールスターのファン投票中間発表があり、日本ハムの6選手が部門別トップ、3選手が選出される外野手部門では万波が2位に入った。「僕がね、毎日5万枚くらい書いて。右手が腱鞘炎(けんしょうえん)になるくらい、マークシートに。今日はリュックにいっぱい詰め込んで、徹夜で書きます」と口も滑らかだった。