”名将”といえば…?いきなりリーグ優勝に導いた指揮官(4)10年の”長期政権”に
プロスポーツにおいて、チームの指揮を執る監督には大きな責任が伴う。昨季2度目の監督就任となった阪神・岡田彰布監督は、復帰初年度から18年ぶりのセ・リーグ制覇、38年ぶり日本一に導く手腕を発揮。今季から指揮を執る巨人・阿部慎之助新監督らにも注目が集まる。ここでは、就任1年目からリーグ優勝に導いた指揮官を紹介する。
栗山英樹
出身:東京都 投打:右投両打 身長/体重:174cm/72kg 生年月日:1961年4月26日 ドラフト:1983年ドラフト外 2023年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を指揮し、見事世界一に導いた栗山英樹。日本ハムの指揮官時代にも結果を残した。 栗山はドラフト外でヤクルトに入団し、同球団で7年間プレー。現役引退後はスポーツキャスターなどを長年務め、2012年から日本ハムの監督に就任した。 大谷翔平の育成という大役を任されながら、中田翔らも主力へと成長させ、1年目で日本ハムを優勝に導いた。 2013年は最下位という屈辱を味わったものの、2016年に最大11.5ゲーム差を逆転してリーグ優勝。また、同年の日本シリーズではブランドン・レアードの3本塁打、西川遥輝の逆転サヨナラグランドスラムもあり、日本一を達成した。 最終的に日本ハムでは10年間指揮。その後は日本代表の監督に就任し、14年ぶりとなる悲願のWBC制覇に導いた。
ベースボールチャンネル編集部